LinuxMintにPyclewnを導入してgdbをVimで動かす
この記事はPyclewnのインストール記事です。 Windowsへのインストールは色々難しくて断念した。以前のバージョンは簡単にインストールできたみたいだけど、最近はうまくいかない。なのでLinuxMintに導入した。 VimShellでiexe gdbするのもいいけど、breakpointの設定やらその他諸々をスムーズに行うにはPyclewnを使うほうが便利っぽい。
pythonのバージョン
$ python --version Python 2.7.3
python3用のPyclewnを使うと面倒事が起きそうなので、python2用のものを使用した。 ファイル名が pyclewn-?.??.py2.tar.gz のやつ。
インストール
http://sourceforge.net/projects/pyclewn/files から最新のファイル (pyclewn-1.11.py2.tar.gz) をダウンロードした。 そして解凍
$ tar xzf pyclewn-1.10.py2.tar.gz $ cd pyclewn-1.11.py2
このままインストールすると Python.h が無いと怒られた。 python2.7-dev をインストールすればうまくいった。
$ sudo apt-get install python2.7-dev $ vimdir=$HOME/.vim $ sudo python setup.py install --force
これで /usr/local/bin/pyclewn が生成される。 ちなみに $ python setup.py install --force --home=$HOME とすれば ~/bin にインストールされる。
使用法
使用法の詳細は [C++][開発環境][vim]Pyclewn で、GDB ノススメ に丁寧にまとめられているので、ここに書く必要はないかもしれない。
あらかじめC言語のソースコード hoge.c と実行可能ファイル hoge.out を作っておく。もちろんコンパイルオプションに -g をつける。
$ gcc -g /path/to/hoge.c -o /path/to/hoge.out
おもむろに
$ pyclewn
すればGvimが起動する。Gvim上で /path/to/hoge.c を開き、コマンドラインモードで
:Cfile /path/to/hoge.out
すれば、gdb の画面が上に現れるはずだ。 次にVimのコマンドラインモードで
:Cmapkeys
すると、Pyclewn用のキーバインドが設定される。 hoge.c上でCtrl+bすれば、その行でbreakpointが設定される。 プログラムの実行は Shift+r キーバインドの詳細は/usr/share/vim/vimfiles/doc/pyclewn.txtを参照。